従来の沐浴方法は乳児湿疹を悪化させてしまう可能性もあります。
ももかの出産した産院では、沐浴方法や沐浴指導を変えてから、1ヶ月検診での乳児湿疹が10分の1になったそうです。
モモオも実践したところ、1ヶ月検診でも湿疹はほとんどなく、「綺麗!」と言っていただきました。
コツとともにももかが教えてもらった方法を説明していきますので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
沐浴方法を変える勇気を!
乳児湿疹は予防策として、
『清潔と保湿』
そう聞いた方も多いのではないでしょうか?
清潔と保湿は正しいのですが、仕方を間違えると悪化させてしまいます。
産院や雑誌、親からの情報で、
ベビーバスやガーゼを使って沐浴している方が多いのではないでしょうか?
これ、実はイエローカードです!
詳しく見てみましょう。
ベビーバスは必要ありません
この時点で
『えっ・・・?』
ってなりますよね。
私もそれを聞いたときに本当に大丈夫かなと心配になりました。
退院してから、沐浴を手伝ってくれた旦那や義母にもびっくりされましたよ。
でも、ベビーバスを使うことで2つもデメリットがあります。
デメリット
①沐浴中にお湯の中に何分も浸かると、体の油分が落ちすぎてしまい乾燥を促進してしまうこと
必要以上に油分を落としてしまうと、皮膚の乾燥が進みます。
すると
「すごく乾燥してるぞ!大変だ!もっと皮脂をださないと!」
と脂腺が頑張ってしまい、油分がもっと多く出てしまうという悪循環になってしまうのです。
油分が多くなると腺がつまってしまい、ブツブツに・・・
②体から落ちた汚れがベビーバスの中に溜まっていること
ベビーバスの中のお湯は1回の沐浴で何度も変えませんよね。
ベビーバスの中に沐浴剤は入れますが、体から落ちた汚れも一緒に混ざってしまいます。
その汚れたお湯で体を洗ってもしっかりと清潔にしたとは言えないかもしれません。
雑巾の水がそうですよね。
初めはバケツの中の水がきれいで雑巾の汚れも落ちやすいですが、
何度も洗った後の真っ黒なバケツの水では、雑巾はなかなかキレイになりません。
少し大げさですが、同じようなことがベビーバスでも起こります。
そのため、ベビーバスは使わないほうが良いと習いました。
(産院の説明で義母がどうしてもと昔のやり方を進めてきて、仲が悪くなるくらいなら、使ってもいいですよ。
と補足していましたが(笑)
湿疹より仲が悪くなる方が心配だとのことで・・・)
ベビーバスを使わない代わりに、お風呂マットや、赤ちゃんが体を洗う用のスポンジマットがありますので、それを使います。
これですね。
お風呂マット
スポンジマット
スポンジマットは、始めは安定して洗いやすいですが、少し大きくなってきた時や座れるようになった時のことを考えると、お風呂マットの方が長く使えるのでオススメです!
洗い方は後でまとめて説明しますね。
ガーゼも使わない
次は沐浴ガーゼについてです。
沐浴剤を薄めたお湯に浸したガーゼで顔や体を拭くと習った方も多いですよね。
赤ちゃんの肌は、ゆで卵のように脆く、傷つきやすいと思ってください。
柔らかい肌を、ガーゼで拭いたら肌に刺激が強過ぎます。
皮膚がめくれてしまいます。
そのため、ガーゼは使いません。
手袋の形になった、体を洗うものもあるようですが、それも必要ありません。
手の平で優しく洗ってくださいね。
そして、沐浴剤入りのお湯で優しく撫でただけでは、汚れや皮脂は残ってしまうこともあります。
皮脂が落ちすぎるのも困りますが、残っていても、毛穴が詰まってしまいます。
そのため、沐浴剤ではなく、赤ちゃん用の洗剤で洗いましょう。
こういうものですね。
固形石鹸はコストパフォーマンスが良いですが、
泡立てるのが大変なので、ポンプ式の泡で出てくる洗剤がオススメですよ。
ということで、ガーゼも必要ありません。
必然的に沐浴剤もいらないということになりますね。
余った沐浴剤は、大人の入浴剤としても使えるようです。
では、実際にどのように洗ったらいいのか、説明しますね。
まずは心準備
※心準備:赤ちゃんは羊水の中にいたため、お湯の中だと安心しておとなしく沐浴できる子も多いです。
しかし、今回は、お湯につからないため、慣れるまでびっくりして泣く子がほとんどだそうです。
でも、段々慣れてきます。
もも男も初めは毎日泣いていましたが、段々泣かずに沐浴できるようになりました。
そのため、怖がらずに挑戦してくださいね。
ただ、あわあわしないように、しっかりと手順を確認してから行ってください。
乳児湿疹のできにくい沐浴方法!
準備
シャワーのお湯(38-39度にセット)
弱めに水圧を設定してくださいね
シャワーが怖ければ、手おけや湯おけでお湯をかけてもOK
お風呂マット(浴室マット)
ベビー用ボディーソープ
バスタオル
保湿剤
綿棒
着替え
※冬などで、脱衣所や浴室が寒い場合は、風邪を引かないようにあらかじめ温めておいてあげてくださいね。
ステップ1
お風呂マットに仰向けに寝かせてシャワーで頭と体を濡らします。
顔にお湯がなるべくかからないように!
ステップ2
たくさんのボディーソープの泡で頭をしっかり洗います。
指の腹を使って洗ったら、シャワーで流します。
できるだけ、顔や耳にお湯がかからないように流します。
耳にかからないように手を添えるのはいいですが、耳は塞がないでください。
塞いだときの圧の変化で鼓膜に負担がかかることがあります。
ステップ3
体の前側や手足を泡で洗います。首の付け根や脇、シワになりやすい部分もしっかりと洗います。
その後シャワーでしっかりと流します。
ステップ4
赤ちゃんをうつぶせにします。
顔は窒息しないように横を向けてください。
うつぶせにするのが怖い方もいると思いますが、
この1分にも満たない少しの間、目を離さないように気をつければ、
心配ないそうです。
顔の位置は気をつけてくださいね。
背中やお尻を泡で洗い、しっかりと流します。
ステップ5
仰向けに戻し、顔を泡で洗います。
Tゾーンは皮脂が多いので、念入りに洗います。
シャワーをかける前に上体を起こすようにしてから、シャワーで顔の泡を流します。
顔に直接かけるのではなく、頭の方やおでこの上からシャワーをかけて泡を流すようにしましょう。
「せーの」など、声をかけて流すと、そのうち、子供がタイミングを覚えていきます。
(産院で、反射で目も口も閉じるから顔にをかけても大丈夫よと言われました。
・・・が、モモオは閉じないときもありました。
シャワーのかかり方などにもよりました。
でも、元々羊水の中にいたから大丈夫だそうです。)
ステップ6
最後に頭や体をさっと流しに泡が残っていないか確認する。
ステップ7
タオルで拭くときは、こすらずに、ポンポンと水分を抑えるように拭く。
ステップ8
しっかりと保湿剤を塗ったら着替えて、綿棒で耳掃除と鼻掃除をして終わり
できれば沐浴を10分以内に終わるようにしましょう。
その子その子によって、状態が違うため、
この沐浴方法でも乳児湿疹ができてしまう方もいると思います。
あまりにひどい場合は、病院を受診してくださいね。
まとめ
今回は乳児湿疹と沐浴について以下の4つのことを説明しましたね。
・乳児湿疹対策には清潔と保湿が大切
・清潔にするには、ベビーバス、ガーゼは必要なし
・慣れるまでは泣くが、怖がらずに挑戦しよう
・シャワーとベビー用ボディーソープでしっかり洗う
ももかも初めはこんなんで大丈夫かなと心配でしたが、慣れると簡単です。
まずはしっかり理解して、やってみてくださいね。
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