ヨーグルトの手作り~ヨーグルトメーカーがなくてもできる~

ヨーグルトを手作りしたことはありますか?

ももか
体に良いヨーグルトは毎日食べたーい♫

安いヨーグルトだとしても、毎日家族分買うとなると結構な費用になります。

ヨーグルトメーカーを使うと衛生的にも良いですし、失敗しにくい環境で作ることができます。

しかし、ヨーグルトメーカーは電気代もかかりますよね!

私は電気代さえも節約しようとヨーグルトメーカーを使わずにヨーグルトを作っていますよ。

ももか
もう、かれこれ5年近く作ってるよ!!
手間はかかりますが、いくつか気をつければ自分でヨーグルトを作ることができます。

失敗しにくいのはカスピ海ヨーグルト!!

 

ももか
ぜひ、一緒に作ってみましょう♫
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ヨーグルトを手作りすると安いって本当?

実際に私が作っている材料で計算してみます。

初回
牛乳:100~140円

カスピ海ヨーグルト:250円

合計:350~390円

2回目以降

牛乳:100~140円のみ

※種菌を使いまわした時

ヨーグルト材料

牛乳は100~140円ものもを使っています(適した牛乳については下記で記載)。

種菌は粉末のヨーグルトの素ではなく普通のヨーグルトを使っています。

私はカスピ海ヨーグルトを使っているので少し高めですが250円ぐらいです。

初めてヨーグルトを作る時は、350円~390円ぐらいで1L作れます。

もちろん、残った種菌のカスピ海ヨーグルトは食べちゃっていいですよ。

 

※さらに、2回目からは自分の作ったヨーグルトを種菌にして新しいヨーグルトを作ることができるので、材料費は牛乳の100円~140円のみで済みます。

そして、私はヨーグルトメーカーも使っていないので電気代はかかりません。

 

その代わり始めの準備として保温力の高い容器を購入しているので容器代がかかりました。

家にある容器を使う人はこれもかかりませんよね。

その他に家にない方は温度計の料金がかかると思ってください(安いやつで大丈夫!)。

 

手作りにおすすめのヨーグルト

普通のヨーグルトでもカスピ海ヨーグルトでも手作りできます。

ももか
私のおすすめはカスピ海ヨーグルト!!

温度・発酵時間

牛乳の温度と発酵時間について表のようになっています。

種類 牛乳の温度 発酵時間
普通 40~45℃ 6-10時間
カスピ海 25~30℃ 8-24時間

※発酵時間は、作る環境によってかなり左右されます。

 

カスピ海ヨーグルトの方が低い温度で発酵させることができます。

大体30℃を超えるとヨーグルト菌だけではなく他の雑菌まで繁殖しやすくなってしまいます。

そのため衛生的に作るには30℃以下で作れるカスピ海ヨーグルトが適しています。

 

また、ヨーグルトの中にもR 1ヨーグルトやLG21などヨーグルト菌の他に高機能のヨーグルトもありますよね。

これらは、形としては手作りできますが、見た目はヨーグルトでも高機能の菌まできちんと培養されません

LG21

LG21は販売元のmeijiのホームページで次のようなことが記載されています。

プロビオヨーグルトLG21には、他の乳酸菌が含まれていますので、ヨーグルトを作ることはできます。
ただし、LG21乳酸菌は、空気(酸素)に弱いため培養が難しく、一般家庭では同じヨーグルトを作ることはできません。

引用:meiji

 

つまり、LG21を種菌にしてヨーグルトは作れるけど、LG21乳酸菌は入っていない可能性があるってことですね。

ももか
LG21もどき~!!

これなら、わざわざLG21を種菌にするメリットがなくなっちゃいますね。

 

R-1

R-1についても以下のようにホームページで公開されています。

プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。

ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1乳酸菌が作り出すEPS(多糖体)の量は、原材料や発酵条件等により異なります。
一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。

そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。

引用:meiji

 

つまり、R-1を種菌にしてR-1ヨーグルトは作れますが、販売されているものに比べて効果が少なくなってしまうということですね。

作ったヨーグルトを種菌にして作ると、更に効果が減って・・・という繰り返しで、そのうち、普通のヨーグルトと変わらなくなるかも?しれません。

 

上記のことから

その結果、

◆雑菌の問題

◆高機能のヨーグルトのこと

◆発酵温度の維持のこと

の3点から、慣れていない人やヨーグルトメーカーを使わない場合はカスピ海ヨーグルトがオススメです。

 

適した牛乳について

牛乳は原材料名のところに「生乳100%」と書いてあるものを選んでください。

牛乳のように見えて加工乳や乳飲料の場合、生乳100%ではないので注意してくださいね!!

生乳100%以外だと、固まらないことがありますよ。

牛乳は濃い牛乳でも低脂肪牛乳でも大丈夫です!

生乳100%であれば(何度も言います笑)!!

ただ、低脂肪牛乳だと水分が多いので、容器内のホエーが結構多くなってしまいます。

 

我が家もたいてい低脂肪牛乳を購入しているので(安いので笑)、食べ進めるにつれてホエーが多いなぁっとずっと疑問に思っていました。

低脂肪牛乳で水分が多いからとのことでした!

 

作る分には、どちらでも好きな牛乳で作ってくださいね。

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作り方

準備するもの

・牛乳(生乳100%):未開封のもの

・カスピ海ヨーグルト・ヨーグルトを作る容器(詳細は下で説明)

・温度計

・スプーン

・電子レンジ

・(茶こし)無くてもいい

 

ヨーグルトを作る容器ですが、私はサーモスの真空断熱テーブルスープジャーと言う魔法瓶のような構造になっている容器を使いますが、実際はなんでもいいです(笑)。

牛乳パックそのままでも作ることはできます。

ただヨーグルトを発酵させるのに適切な温度を保つことが必要となります 。

時間が経っても温度が冷めにくい容器が適しているため私はこれを使っています。

 

 

ももか
容量が1 L なので、ちょうど牛乳パック1本分作れるところもオススメpoint!!

少し温度を保つのに手間はかかりますが普通の容器でも牛乳パックでもできますよ。

その際の注意点は 実際の作り方の時に説明しますね。

 

茶こしについてはヨーグルトを牛乳に溶かす時にそのまま溶かしてもいいんですが溶かしにくいので使っているだけなので、なければおたまでも、何も使わなくてもどちらでもいいです!

 

作り方の手順

 

①道具に熱湯を注ぎ、消毒します。

この時に、温度計やスプーンなども一緒に消毒しましょう。

私は蓋も消毒したいため、蓋にお湯が付くくらい入れて、蓋をして5分くらい待ちます。

※もし、牛乳パックのままヨーグルトを作る場合は、容器は不要のため、道具のみ消毒します。

※サーモスが熱湯消毒できなさそうであるため、この方法をとっていますが、容器ごと煮沸消毒したり、電子レンジ可能な容器の場合は、水を入れてレンジにかけて消毒してもいいですよ。

電子レンジの場合は、温度計は一緒にレンジにいれないように注意してくださいね。

 

②次にお湯を捨てて、しっかりと水気を切り乾燥させましょう

 

③牛乳を電子レンジで温めます

牛乳パックのまま電子レンジで牛乳を温めます。

大体27℃~30℃が適温です。(オススメは29-30℃)

熱くしすぎた場合は冷めるまで少し待ちましょう。

 

私は牛乳を温めた後に、容器に牛乳を半分だけ移して温度で計って温度を確認しています。

それでまだ温度が低ければ、パック内に残った牛乳を少し温めてまた半分足して・・・という形で適温になるように調整しています。

慣れてくると、何秒レンジにかけたらいいなど、感覚をつかんできますよ。

 

④牛乳が適温になったら、種になるヨーグルトを大さじ2~3杯分ぐらい入れます

少なすぎてもうまく固まりませんが、実は多すぎても固まらないことがあります。

多くても牛乳に対して1割未満にします。

なるべくダマにならないように入れます。

味噌汁を作るときのお玉で味噌を溶くような感じに、茶こしでヨーグルトを牛乳に溶かしています。

茶こしじゃなくても、お玉を使っても、何も使用しなくても溶ければ大丈夫ですよ。

 

⑤溶けたら蓋をして放置します。

魔法瓶のような状態の容器であればある程度そのまま放置しても大丈夫です。

しかしタッパや牛乳パック等で作る時は、なるべく30℃をキープできるような環境を作ります。

例えば、冷蔵庫の排気口のそばやボイラーのそばなど、もし30℃をキープできる場所があるのであればそちらに置くのも手です。

そうじゃなければ新聞紙やタオル、保冷・保温バッグのようなものでぐるぐる巻きにして温度をキープできるようにします 。

その手間を省くために、私はサーモスの魔法瓶を使っています。

放置中は、かき回したりしないでなるべく動かさないようにします。

だいたい8~24時間放置します。

牛乳の温度や室温などにより出来上がる時間が変わってしまうので、様子を見ながら好みの固さになったら冷蔵庫に入れて冷やしましょう。

魔法瓶のような状態のものを使っている場合は、そのまま冷蔵庫に入れてもなかなか中まで冷気が入らないため、蓋を外してラップをするなど冷気が伝わりやすいように冷蔵庫へ入れます。

 

⑥冷えたら完成

 

種菌を使い回す場合

次回のヨーグルト作成からは、自分が作ったヨーグルトから種菌を取ったほうが安く済みます。

その場合下記の点に注意して使い回しましょう。

◆種菌をとり移すスプーンや保存容器は熱湯消毒をする

◆種菌を取る場合は、新しく出来たヨーグルトから食べ始める前にとる。

◆種菌を取る場合は、表面ではなく内側の部分からとる。

◆何度も使い回し、味や風味匂いなどがおかしいと思った場合は、新しい種菌に変更する。

◆数ヶ月に一度など時々新しい種菌に移した方が安全かも?

 

 

注意点

消毒を怠らない

◆牛乳は未開封のものを使う

◆温度はしっかり測り適温に調整する

◆種菌は牛乳の1割未満にする

◆発酵させているときは、かき混ぜたり揺すったりしない

◆味や匂い、見た目などいつもと違う時は種菌にしない

◆室温が寒すぎると保温できる容器を使っていても、もしかしたらなかなか固まりづらいかもしれません。寒すぎる時は、ボイラーの側や冷蔵庫の排気の側、暖房の側など、暖かめの場所に置くか、タオルや保冷バックなどでくるんでおくなど環境調整が必要

まとめ

今回は、ヨーグルトの手作りについて

・手作りヨーグルトのコストパフォーマンス

・手作りにはカスピ海ヨーグルトがオススメ

・R-1やLG21などは見た目はヨーグルトでも効果は無いか減ってしまう

・ヨーグルトに使う牛乳は生乳100%のもの(低脂肪牛乳でも可)を使用

・ヨーグルトメーカーを使わないヨーグルトの作り方や注意点

のことを詳しくお伝えしました。

手作りすることでかなりの節約になりますので、ぜひ注意点に気をつけて作ってみてくださいね。

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